ちょっと見、色違いかと見まがう二つの土鍋。
手前、色黒の松崎しげる、奥は美白な北川景子くらいな違いです。
口元、なべ底は欠けたり深いヒビ
いくら洗っても落ちないしみついた汚れ
満身創痍とはまさにこのこと。引退も間近かも。
一人暮らしを始めて間もないころに買ったと思う、、。
そこから幾度もの引っ越しも共にして、かれこれ35年は経ったと思う、、。
湯豆腐や一人鍋、みそ汁(のち雑炊)など様々に使いましたが
一番はなんといってもアサリうどん。
まずはボウル代わりで砂出しを。結構勢いよくぴゅっと水を吹くので蓋が便利。
そのまま洗って火にかける→ときにかまぼこやネギは蓋を俎板代わりに使う。野菜、うどん投入→そのまま食べる(柚子のひと片などあればなおよし)
ボウル、まな板、丼の一人3役です。
蓋は炒め物などの際、油ハネを避ける盾としても使いました。
一度、ふたと鍋に隙間があるのにご飯を炊こうと試みて失敗の経験も。おかゆでもない、何とも言えないものができました。
そんな苦楽を?共にした土鍋もそろそろ世代交代の時。
使い切る、服は着倒す、そして処分するのは寂しさもあるけれどむしろ満足感のほうが勝る気がします。
長年の労苦、お疲れ様。ありがとう。
2代目も35年となると、94歳、、、鍋が先か自分が先か、、。