一汁三菜の器

自分らしい我が家らしい一汁三菜の器とはどんなものでしょうか。

ある人は、毎日のうまい!を支える器だと。

またある人は心安く無意識に手が伸びる器だと。

時間やいろんな状況をくぐりぬけても最後まで手元に残しておきたいと思える粗食器、という人もいる。

いずれも食器の作り手ならではの名言だと思う。

 

そんな作り手に触れ、ロブノールが追い求めるのは

普通っぽくて何気ないけど何かある「好き」と「馴染む」と「盛り映え」を兼ね備えた器。

 

そしてもう一つ,食器屋として大切に思う名言があります。

 

ずいぶん前に目にした新聞記事で、家族が一緒に食卓を囲み、ホッとできる時間と空間があれば今世の中に起きている様々な問題(いじめや無差別殺人や少年犯罪や)の多くは解決されるのでは、という一文。

 

たまにそんなこと思い出しながら食器屋をやっています。

 

 

 



甲山ガラス工房、河村真里

うす泡5寸ボウルと7寸皿

 

控えめな螺旋の気泡が涼やかです。

色の無いお皿は載せるものの色を鮮やかに見せてくれて劇的びっくりな盛り映え。

朝はパンとサラダ、夜はちまちまおかずを載せて晩酌皿にと、使って実感のめちゃオススメの一品です。

5寸ボウルはこれからの季節、冷やし麺やのっけ冷ややっこ、こんもり枝豆などに。ついつい食べ過ぎるポテチにもいいのだ!



九谷青窯、高原真由美

 

 人気のブルーベリー柄の深鉢と内しのぎ小鉢、デカマグ。

白い磁器に濃淡の呉須で描かれたブルーベリーが内外に散っていてどこを見ても絵柄が目に入り楽しい気分に。

 内しのぎ小鉢は潔く斜めにしのぎが施されています。

煮物、お刺身、中華、シチューなど和洋中なんでも似合う一皿。



3月の入荷

 

*40%OFFのカトラリーレスト

 樹種いろいろ、彫模様いろいろ。

 

*絵本の世界、なマグ

 ホウキにまたがった魔女が空を飛んでる!

 

*大分の竹の長角皿



ニジノハ

 

ほんのりグリーンがかったbowl2サイズ。サラダボウルやめん鉢に。



ガラス工房橙

 

ほんのり飴色でレトロな雰囲気。

持ってみてどれもその軽さにびっくりです。

 先シーズンも置いていた「野の花小瓶」は今シーズン縦長タイプも。

 シンプルこの上ないモールのコップは女性の手にも持ちやすい太さで、大きすぎない絶妙なサイズ。



輪島、北井知枝さんの器

 

土の表情がある器を作りたい、という言葉通りでどれも土の声が聞こえてきそうな器です。

カサカサ、ざっくり、ビードロ、色合いの変化や化粧泥の流れなど見れば見るほど土の味わいに魅了されます。

 

形はシンプルにすっきりと。

土の素材美が際立つ枯淡な器。

 

元旦の地震で被災され、工房、ご自宅を再建するまでしばらくは土に触れることはできません。

1日も早い復興をお祈りいたします。

 



ぬり千

 

 

岩手の安比塗工房で修行をし金沢で塗師として独立した島川千世さん。

 

ほんのりと下塗の色を見せる刷毛塗りの朱と溜。

他に木地呂もあるのだけれど、3色は断念。

上塗りには浄法寺漆を使い、堅牢さと美しい発色をかなえています。

両手で包み込みたくなるおしりの丸みと微かな口元の反りが魅力的。実にエロいです。

 

塗が専門の塗師さんですが、フォルムのデザインも自身で考え図面にするそう。

 

3,6寸は一般的な汁椀サイズ

4寸は具沢山の汁物や煮物碗に

4,4寸は小丼に



伊賀 土楽窯

 

土楽といえば土鍋、ですがそれ以外も実はオススメが盛りだくさん。

どれも何十年も作り続けられている不朽の定番です。

 

あらたにごはん鍋も入荷しました。

 

昭和の前半世代の方はおなじみかもしれない焙烙。ゴマ煎りです。薫り高いゴマはやっぱりお家でいるに限ります。古くなった煎茶も1分ほどでほうじ茶に。

 

ぽっちゃりフォルムの白土瓶

琵琶の形のレンゲセット





大山文女

 

渋いインディゴの繊細な絵付けが魅力の大山さんの器、益子で受け取ってきました。

コーヒーC&Sは注文で作っていただいたもの。

藍釉のポットは田尾さんのもの。

 



レンチンできる漆のわっぱ弁当箱

 

中のシール蓋を取ってレンチンできます。

お弁当派ならわっぱのお弁当、一つは欲しいですね。何入れたっておいしそうに見えちゃいます。

おかず入れは食べ終わったらひっくり返して入れると高さが低くコンパクトになります。おかず入れを使わずに本体だけで使っても。




取り扱い作家

陶・磁   田尾明子・松宮洋二・陶工房北川・ヒロロ工房・陶風舎・筒井修・古谷製陶所・秋元郁子・コウホ窯・tellur工房・渡辺キエ・はなクラフト

       taro工房・櫻井靖泰・長谷園・土楽窯・tetomono・嶋田浩造・藤田徳太・岡崎宗男・大山文女・馬野真吾・多田鐡男ほか

ガラス   一星・COTTON GLASS工房・甲山ガラス工房・工房橙

漆・木   瀬戸晋・蜂谷隆之・謹齋・狐崎ゆうこ・夢工房・十八膳・NU WOODWORKS・ぬり千ほか